派手
常識を破るカッコよさ
三味線では、本来の弾き方のことを「本手」、それを打ち破った細かくにぎやかな弾き方を「破手」(はで)という。
やはり、常識を打ち破ったところにカッコよさが生まれるのだろう。
常識破りの、華やかで目立つことも、みんなが真似をするといつしか常識になる。
そして、また、新しい破手が生み出されたはずだ。
これが、いつのまにか、分かれるという意味を持った「派」という漢字があてられて「派手」と書くようになった。
人は華やかなもの、目立つものに憧れる。
それは、心の中に、何かを打ち破りたいという欲求が潜んでいるからともいえる。
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