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2015U15侍ジャパンの進路

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2015U15
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侍ジャパンの進路
 
昨年の侍ジャパンU-15代表は、10月に静岡県伊豆市でKボールを使い開催された「第8 BFA U-15アジア選手権」で準優勝。硬式部門は11月に愛媛県松山市で開催の「U-15アジアチャレンジマッチ2015」で優勝の結果を残した。
 
「第8 BFA U-15アジア選手権」軟式Japan組の進学先
 同大会で首位打者賞を受賞した駿台学園中(東京)の山本將太は東海大甲府(山梨)へ進学。駿台学園中時代は3年連続で全国大会に出場し、昨年の「文部科学大臣杯第6回全日本少年春季軟式野球大会」ではベスト8。正確なスローイング、走塁技術が光り、侍ジャパンU-15代表では主に4番一塁手として大会全4試合に出場し、9打数5安打をマークしている。東海大甲府内の競争で彼が中学時代と同じ強い気持ちで勝負し、高校でも頂点を勝ち取れるような選手へ成長するか注目である。 
 
 千葉県旭市立飯岡中の宮内竜志は、千葉ファイターズに選抜された「第10U15全国KWB野球秋季大会」ではショート兼リリーフエースとしてベスト16進出に貢献。「第8BFA U-15アジア選手権」では、主に1番サードでスタメン出場し、12打数5安打6打点の実績を胸に銚子商(千葉)の門を叩く。
 過去に春8回(準優勝1回)・夏12回(優勝1回・準優勝1回)の甲子園出場を誇る銚子商だが、2005年夏を最後に甲子園からは遠ざかっている。名門復活を担う主力として宮内の活躍も期待される。
 
 中学球界屈指の名捕手、仙台育英学園秀光中等教育(宮城)の阿部大夢は内部進学で仙台育英へ進む。
 中学時代は1年からベンチ入りし、2年夏は「三番・捕手」で全国中学校大会優勝、主将も任された3年夏も同大会準優勝を経験。強肩と中学生離れしたキャッチングを誇る阿部。「第8BFA U-15アジア選手権」では主に2番捕手として14打数5安打。捕手出場4試合では決勝のチャイニーズ・タイペイ戦の2失点のみと投手陣を盛り立て、優秀守備とベストナイン捕手部門を獲得した。昨年、仙台育英で「第97回全国高等学校野球選手権」準優勝と侍ジャパンU-18代表として「第27WBSC U-18ベースボールワールドカップ」準優勝に大きく貢献した郡司裕也(現慶応義塾大)のような名捕手のようになるべく研鑽を積む。
 
 その他、第8BFA U-15アジア選手権では内野手として出場した高知中(高知)のエース・中屋友那も高知に内部進学している。
 軟式野球から硬式野球の世界へ。侍ジャパンのユニフォームを着た選手たちの、高校野球での活躍が注目される。
 
U-15アジアチャレンジマッチ2015」硬式Japanの選手たちも続々名門へ
 
 まずは、1年春から活躍しているのが枚方ボーイズ(大阪)の小園海斗、武蔵狭山ボーイズ(埼玉)の渡部太陽だ。
 小園は報徳学園(兵庫)に進学し、いきなり1番ショートの座を獲得。春季兵庫県大会準々決勝の神戸国際大附戦では、6打数3安打の活躍を見せて勝利に貢献した。
 また186センチの大型左腕・渡部は春日部共栄(埼玉)に進学。春季埼玉県大会3回戦の正智深谷戦で、先発登板を果たしている。夏へ向けてさらなる成長に期待がかかる。
 
 他では大会を通じ4番で活躍し、さらに代表チームの主将としても見事なキャプテンシーを見せた枚方ボーイズ(大阪)の神頭勇介は、報徳学園(兵庫)へ進学。178センチ75キロと恵まれた体格をした強打の捕手。全4試合に出場し、14打数9安打4打点と大当たりを見せ、大会優勝に導いた打棒とリードを高校野球でも発揮したい。
 
 昨年の「第9回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ」優勝投手。130キロ台の速球、キレ味鋭い変化球を武器にする羽曳野ボーイズ(大阪)の本格派左腕・大石晨慈は、地元・大阪の近大付へ。「U-15アジアチャレンジマッチ2015」では7イニングで自責的2。「第8BFA U-15アジア選手権」と同じメンバーが出場したチャイニーズ・タイペイとの最終戦では見事最後を締めて全勝優勝を飾った。強豪ひしめく大阪府で、2008年以来となる夏の甲子園を目指し、さらなるレベルアップを誓う大石の今後にも注目である。
 
 また、「第9回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ」準優勝。「U-15アジアチャレンジマッチ2015」では第2戦、チャイニーズ・タイペイ戦では逆転となるサヨナラ適時打を放つなど、全4試合で19打数10安打6打点と大活躍。優勝に大きく貢献した小樽リトルシニア(北海道)の柴田颯は、センバツ出場を果たした北海道の札幌第一に入学。高いレベルで活躍した実力は早くから期待を受けそうだ。
 
 第8BFA U-15アジア選手権組と同じ高校に進む選手もいる。駿台学園中(東京)の山本將太と共に東海大甲府(山梨)に進学するのは川崎中央リトルシニア(神奈川)の最速144キロ右腕・小野寺瑞生である。
 小野寺は2012年に「NPB12球団ジュニアトーナメント」においても山本と一緒にジャイアンツジュニアに選出されており、これが3年ぶりの再会。183センチ93キロ、「U-15アジアチャレンジマッチ2015」でも2試合に登板し大器の片鱗を見せた剛腕が、山本との「侍ジャパン経験バッテリー」でどのように成長していくかが、今から楽しみである。
 
 軟式・硬式問わず「侍ジャパン」で得た経験は選手たちにとって大きなものになったことは間違いない。ここで取り上げた選手を含め、彼らがさらなる切磋琢磨の中で侍ジャパンの誇りを胸にレギュラーを勝ち取り、多くの選手が表舞台で活躍していくことだろう。

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