部活動 週1回以上休養日 文部科学省の指針
今年2月に連合総合生活開発研究所がまとめた「教職員の働き方・労働時間の実態に関する調査」によると、負担感を感じる業務として中学校教員では「クラブ活動・部活動指導」が第4位にランクキングされている。
4位の部活動以上にもっと大変と位置付けられているのは
第3位「児童・生徒の問題行動への対応」
第2位「国や教育委員会からの調査対応」
第1位には「保護者・地域からの要望等への対応」
がランキングされている。
つまり、教員の長時間労働問題を解決するには、部活動への対応も必要だが、それ以上に第1位から第3位の問題に取り組まなくてはならない。
部活動の問題だけで解決できることではないのだ。
とくに第2位の「国や教育委員会からの調査対応」は、文科省や教育委員会が自ら工夫すれば解決できる問題である。
それは問題視しないで部活だけを悪者にするのは、文科省が工夫すべきことに手をつけないで、学校現場だけに責任を押しつけるやり方ともとれる。
本気で問題解決を考えるなら、文科省が、自らできることから手をつけるべきではないだろうか。