日本10-2アメリカ
プレミア12に出場している日本代表「侍ジャパン」が、最大のライバルアメリカ13安打10得点の圧勝。1次ラウンドB組で4戦全勝、1位を確定させ、決勝トーナメント進出を決めた。
しかし、立ち上がりは簡単なゲームではなかった。 先発・菅野は2回に、マクブライドの先制左越えソロを浴びた。3回にも、野手の守備の乱れから1失点した。この時点でアメリカが2-0とリード。
ここから侍打線が大爆発。3回まで米国先発・グルーブの前に1安打しか放てなかったが、4回2死二塁から筒香が、反撃の狼煙を上げる適時打。1―2で迎えた6回には筒香が、再び適時打を放ち同点。さらに中田が、左中間スタンドに一直線に突き刺さる勝ち越しの3ランを放った。
7回にも筒香の中前適時打や、中田の四球で2死満塁とすると、7番・松田が打った瞬間に本塁打と分かる満塁弾で、日本に4点をもたらした。
5回からは則本―山崎康―増井―沢村が、完璧なリレーを見せて、米国打線に追加点を与えることはなかった。
筒香が3安打3打点の活躍。中田の勝ち越し3ラン。“熱男”松田の試合を決定づける満塁弾など、日本が誇る強力5番、6番、7番が、米国投手陣から10点を奪った。中田は3戦連続のV打。
侍ジャパン・小久保監督「中田の勝ち越し本塁打もあったけど、きょう(の勝因)は筒香のバッティング。菅野が何とか粘って、則本がぴしっと締めてくれて投手陣はいいリレーができた。打線はよくつながったし、最後は本塁打も出たし、いい勝ち方だった」