橋下氏が指摘「チャンス逃した」厚化粧発言
橋下徹・前大阪市長は、自身のツイッターで、東京都知事選に立候補している小池百合子氏(64)を「厚化粧」と指摘した石原慎太郎氏(83)の発言について、「暴言」だったとの認識を示した。
その上で、慎太郎氏の発言を、隣で聞いていた増田寛也氏(64)が、発言を取り消させるべきだったと指摘、増田氏の対応に疑問を投げかけた。
橋下氏は、「石原さんの小池さんへの厚化粧暴言時、増田さんは同じ場所にいたんだから、石原さんと大げんかして発言を取り消させ謝罪させれば、大きく流れが変わったのに」と指摘。「最大のチャンスを逃した。あの発言くらい取り消させることができなければ、大改革などできない」とも、つづった。
一方、党の方針に反して小池氏の応援を続けている自民党の若狭勝衆院議員も、29日の都内の遊説で、「増田氏は、石原さんに(発言を)撤回すべきと言うべきだった。それを言わずに、にこにこしていた」と述べ、「そういう人が、女性が輝く社会をつくることができますか」と、呼び掛けた。
石原氏の発言は、26日に自民党本部で開かれた各種団体の集会で飛び出した。発言の後、周辺では笑い声が聞こえたほか、ぱらぱらと拍手も起きた。
当事者の小池百合子候補は「私の顔にはアザがあるので、医療用のクリームを塗っている。それが厚化粧に見えるのでしょうね。」とコメントした。
女性の化粧を選挙戦で攻撃するとは、時代遅れも甚だしいと感じた。たしかに石原慎太郎氏は83歳で、年老いてはいるが・・・・
おまけに顔にあざがあることを隠すための化粧だとしたら、「厚化粧」発言は重大な人権侵害だ。
この発言で女性の支持を失い、増田氏は都知事の座につくことができなかった可能性が高く、選挙の応援に来たのではなく妨害に来たようなものだった。