手弱女(たおやめ)~本当の強さ
手弱女とは、優しくしなやかな女性のことです。
「手弱女」という漢字をあてているので、いかにも弱々しい女性を思い浮かべがちですが、元々は「たわやめ」といって、たわやかな女性を意味しています。
「たわやか」とは「撓む(たわむ)」ように、しなやかなことで、「嫋やか(たおやか)」ともいわれます。
竹が柔軟にしなって、また、元に戻る・・・そんな様子を思い浮かべてください。
突っ張った枝は、強そうに見えても、ポキンと折れてしまう。
本当の強さとは、柔軟な粘り強さにある。
手弱女の反対の言葉として「益荒男(ますらお)」がある。
健康で、強く、勇ましい男のことだ。
しかし、嫋やかさは、これからの男に必要です。
本当に強いのはしなやかで優美な女性。
その強さに男も近づかなければと痛感しています。