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「フルスイングを」
プロ野球日本ハムの中田翔ら強打者が務めてきた大阪桐蔭の4番に、秋の公式戦初戦で1年生が座った。愛知県の東海ボーイズ出身で、世界少年野球大会優勝メンバーの山田健太だ。
公式戦で大役を任されても山田は「練習試合でも任せてもらっていた」と伸び伸びしていた。一回無死二塁、高めの直球を振り抜いて中前適時打。三回にも右前安打で14－1の五回コールド発進に貢献した。「監督から攻める気持ちを持っていけと言われた。4番の責任を胸に臨んだけど、打ち損じもあったので60点」と辛口に自己評価した。
身長は183㎝。「強さ」に憧れて進学を決めた。入学後、「相手投手に威圧感を与えたほうがいい。大きく構えてみては」との先輩からの助言を受け、重心をやや高めにした打撃フォームに改良したという。「桐蔭といえばフルスイング。そして長打力。それが出来るバッターになりたい」と話した。
山田以外にも5人の１年生が選手登録された。藤原恭大は1番中堅手、宮崎仁斗は2番左翼手で、三塁手の山田とともに先発出場。宮崎は三回に左越え本塁打を放ってアピールした。四回からは左腕の横川凱も登板し、2回を投げて無失点に抑える活躍を見せた。
西谷監督は「山田の4番起用はたまたま。競争しながら力をつけてもらいたいので」と話し、打順は固定ではないという。ただ「1年生が半分近く出ているようではだめ」と2年生の奮起を促す言葉も忘れなかった。
大阪桐蔭2016 秋季大阪大会メンバー
1徳山壮磨 2年 兵庫夢前クラブ 兵庫 181cm 69Kg
2岩本久重 2年 大津北シニア 滋賀 182cm 82Kg
3香川麗爾 2年 神戸中央シニア 兵庫 176cm 77Kg
4坂之下晴人 2年 大正シニア 大阪 170cm 77Kg
5福井章吾 2年 箕面ボーイズ 大阪 168cm 73Kg
6泉口友汰 2年 日高ボーイズ 和歌山 176cm 70Kg
7山本ダンテ武蔵 2年 瀬戸内シニア 広島 174cm 78Kg
8藤原恭大 1年 枚方ボーイズ 大阪 180cm 78Kg
9根尾昴 1年 飛騨高山ボーイズ 岐阜 177cm 74Kg
10横川凱 1年 湖北ボーイズ 滋賀 189cm 84Kg
11山田健太 1年 東海ボーイズ 愛知 183cm 79Kg
12宮崎仁斗 1年 志貴ボーイズ 奈良 173cm 70Kg
13坂本義生 2年 八尾中央ボーイズ 大阪 172cm 73Kg
14井上大輔 2年 尾張ボーイズ 愛知 177cm 68Kg
15小林大介 2年 志貴ボーイズ 奈良 160cm 60Kg
16加藤大貴 2年 海山シニア 三重 180cm 68Kg
17西島一波 2年 南紀ボーイズ 和歌山 165cm 76Kg
18小泉航平 1年 日高ボーイズ 和歌山 181cm 75Kg
19石坂晃己 2年 大阪東ボーイズ 大阪 169cm 68Kg
20倉本由伸 2年 東海ボーイズ 愛知
