3年ぶりのセンバツ出場を目指す履正社が、3本塁打などで8回コールド勝ち。ベスト16進出を決めた。
初回、石田龍史一塁手（2年）の左翼席への先頭打者本塁打で先制し、2死走者なしから4番の主将・若林将平左翼手（2年）も左中間へソロで続いた。次打者が安打で続くと、エース右腕の6番・竹田祐（2年）が左翼へ2ランを放ち、開始10分足らずで4点のリードを奪った。2回以降は無得点だったが、8回に再びビッグイニングを作り4点を追加。古豪・大体大浪商を寄せ付けなかった。
初回の猛攻に、岡田龍生監督は「奇跡ですよ。ビックリ」。2安打2打点と打線を引っ張った若林を「今日は思い切ってバットを振っていた。これで自信を付けてくれれば」とたたえた。この日が高校通算15本目だったという若林は「（本塁打は）センター方向を意識してました。練習の成果が出たと思います」と充実感をにじませた。