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心の森を旅する時は
栞(しおり)は枝折。
山道で枝を折って、道標にしたというのが語源です。
「吉野山 去年の枝折の 道変えて まだ見ぬ方の 花をたずねん」
西行の有名な和歌です。
去年、せっかく道標に枝を折っていたのに、今年は道を変えて、まだ見ぬ花を訪ねようと詠っています。
読書の際に、栞を用いるようになったのは江戸時代です。
本は、果てしない言葉の森です。
栞を本を読むときの目印に置き換えたのもよくわかります。
心ゆくまで読書の森を彷徨ってみましょう。