野球部、初の交流試合
高野山真言宗、天台宗をそれぞれ母体とする高野山高校(和歌山県高野町)と比叡山高校(大津市)の野球部が11月3日、高野山で初の交流試合をした。
それぞれの開祖、空海と最澄の親交は平安時代初期に途絶えたとされるが、近年、両宗派の交流が始まっており、今回、高野山高の創立130周年記念行事として実現した。
2009年に比叡山のトップ、天台座主が歴史上初めて高野山を公式参拝し、2015年の高野山開創1200年の記念大法会(ほうえ)の際も天台宗の僧侶が招かれた。こうした流れの中で、「若い世代も」と高野山側が依頼し、快諾を得たという。
ともに甲子園出場経験のある強豪。
公式戦・練習試合を含め対戦は初めてだったが、7―1で高野山高が勝った。
高野山高の峰久保宙輝(ひろき)主将と比叡山高の目片洸希(こうき)主将は「互いにレベルアップして、今度は甲子園で戦いたい」と誓い合った。