甲子園13度出場の名門が異例の野球部監督を公募へ…秋田・明桜
明桜高校は春夏通算13度の甲子園出場を誇り、1989年夏は4強入り。ソフトバンク・摂津らを輩出し、東北の高校野球をリードしてきた名門校。通常、強豪校の監督はOBの起用や紹介、関係者の紹介などで決まるパターンがほとんどで、監督公募はきわめて異例だ。
募集は学校法人ノースアジア大の公式HPの採用情報に9日付で「教員募集(硬式野球部の指導を含む)」として掲載。硬式野球部指導担当として監督候補者1名、コーチ担当者1名を募集している。条件は大学まで硬式野球の経験があり、高校の教員免許所有者で年齢は不問、即時採用としている。契約教員としての採用だが、勤務実績により定年までの継続教員への道も開かれるとしている。
同校は1953年に創立、同時に野球部も創部された。2007年に秋田経法大付から明桜に校名変更。09年に校名変更後初の甲子園出場を果たしたが、その後は甲子園出場を果たしていない。
最近では、11年に監督に就任した三浦第三氏が在任中の13年12月に亡くなり、14年3月に阪急、阪神でプレーしたプロ野球経験者の八木茂氏が就任。15年7月にはPL学園出身の阪川英次氏に交代。今年7月には部長の西野新太郎氏が監督に就任と、監督がコロコロと変わってきた経緯がある。今夏は県3回戦敗退、今秋は県大会1回戦で敗退している。