$ 0 0 手塩 手にかけた思い入れ 昔の食事は、一人分の料理がお膳に乗って出てきた。その中に、塩が盛られた小さな皿があって、その塩で、めいめい味加減をして食べた。これが手塩だ。 手ずから世話をすることを「手塩にかける」というが、このことが由来だ。 手塩にかけて育てたものには、強い思い入れがあるものだ。深い愛情が感じられる言葉だと思う。今では、味付けさえもお手軽な分、人任せになってしまっていることが多いのかもしれない。手塩にかけて、育てたいものですね。