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Channel: 悠々美術館通信
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風花

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幻の花
 
風花が舞うと、山には雪が・・・と思ってしまう。
ちらちらと風に運ばれてきた雪片。その雪片を花びらに見立てたのが風花。
 
山が雪だということを知らせに来た、小さな使者のようです。
雪よりも淡く、役目が終わればすぐに消えてしまう風花。あっけないくらいの儚さです。
風のある日に、ちらちらと降る小雪や小雨のことも風花というそうです。
 
風に漂って、一瞬の輝きを残して散ってゆく。まるで幻の花のよう。人々はそこに、命の輝きを見たのかもしれません。
だから、雪と呼ばずに、花と呼んだのではないだろうか。
 

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