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Channel: 悠々美術館通信
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監督から見た西川遥輝

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日本シリーズ、サヨナラ満塁ホームランを打つなどセンセーショナルな活躍をした西川遥輝が今年、本当の意味でブレイクした理由とは。
 
栗山監督の言葉「西川遥輝は、プロ6年目にしてようやくスタートラインに立った。才能が開花したという人がいるが、それは違う。桜にたとえるなら、まだほんの一部咲き程度で、つぼみが開花の兆しを見せた状態だ。西川の才能は、決してこんなものではない。本当に開花したらトリプルスリーも狙える選手だと、僕は本気で思っている。」
「はじめから生き残る道はひとつしかないと自覚できていれば、方向性は自ずとはっきりする。だが、才能溢れる彼にはたくさんの選択肢があったため、いつも迷いがつきまとい、行ったり来たりを繰り返していた。」
  そんな西川が方向性を見出すきっかけをくれたのは、城石憲之コーチだった。
  現役時代の城石コーチは、選手会長も務めた東京ヤクルトスワローズの印象が強いが、プロ入り時の入団チームはファイターズで、4年目にスワローズに移籍した。そのスワローズのコーチを経て、去年はファイターズの二軍打撃コーチ、今年は一軍打撃コーチを務めた。
  柔和なイメージを持たれている方が多いかもしれないが、仕事に関しては頑固で、妥協を許さない厳しさを持った男だ。
  その城石コーチと西川遥輝が、今年、徹底した二人三脚に取り組んだ。城石コーチはつねに西川の状態をチェックしながら、野球選手として進むべき道を照らし続けた。
  その道をともに歩むうちに、西川は自ら方向性を見出してくれたのだ。
  コーチの仕事は技術的な指導だけではない。心から選手のことを思い、人と人、一対一でとことん向き合うことがいかに重要か、2人の成果が改めてそれを教えてくれた。
  ビールかけのとき、テレビのインタビューで西川は「今年は城石さんのおかげ!」と連呼していたという。心からの感謝の表れだったんだと思う。

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