生きているだけで丸もうけ
甲斐の語源は「代(か)う」の連用形「かい」が名詞になったもので、「何かと引きかえにする値打ちがある」という意味で、漢字は当て字です。
人は心の中でバランスをとって生きている。自分がとった行動と、その見返りとの釣り合いがとれているかどうかを、無意識のうちにいつも考えているそうです。
自分のほうが割に合わないと感じたときに「甲斐がない」ということになる。
ただ、労力も見返りも、目に見えないものであることが多いものです。だから、比べ方はひとそれぞれ違ってきます。
生きているだけで、甲斐はまわりにあふれていると思いませんか。
甲斐を見つけるのが上手な人、甲斐にたくさん気づける人こそ、いつも生きがいを感じて生きていける人なのでしょうね。