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WBC侍ジャパン「投手が駒不足」

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WBCに挑む侍ジャパンについて「打線は世界一だが、投手陣の駒が足りない」とう問題がある。
  先日、ドジャース・前田健太の辞退が明らかになったが、ギリギリまで交渉を続けていたヤンキース・田中将大、ストッパー候補だったマーリンズ・田澤純一、マリナーズ・岩隈久志らの参加は、いずれも、ほぼ不可能となり、期待されていた投手のメジャー組は、全滅。
打線については、山田、筒香、中田翔、大谷と魅力的なメンバーがいて、世界一の打線が組めるが、残念なのは投手陣でメジャー組の参加が見込めないこと。小久保監督は、大谷、菅野のダブルエースを中心に戦う考えのようだが、投手陣は、ひとつふたつ駒が足りない。
 
 37日の開幕戦の対キューバ戦に続き、12日の2次ラウンドの初戦までには中4日しかない。キューバ戦に先発予定の日ハム・大谷翔平を中4日で使わないのであれば、先発は4人必要となる。大谷、巨人・菅野智之に続く、3戦目の中国戦の先発は誰にするのか、そして、1次ラウンドの1戦、2戦目と並んで重要な2次ラウンドの初戦には、誰を送り出すのか。まだ全メンバーが発表されてはいないが、スンナリと名前が出てこない。ソフトバンク・千賀滉大、ロッテ・石川歩の2人は、昨秋の強化試合で、WBC公式球に戸惑いを見せていた。その点を考慮すると、楽天の則本昂大あたりが、2次ラウンドの初戦(3番手)の先発として有力なのだろうが、不安は残る。
  さらに候補として左の先発の名前が挙がってこないのも問題だろう。海外のチームは、左に強打者がそろう。123で強打してくる打者に対しては、左投手の変化球が有効。左打者だけでなく、右打者へのインサイドに食い込むスライダー、外のチェンジアップ、シュート系の変化球も効果がある。どちらかというと杉内や和田にような変化球をうまく使うタイプが通用していた。
  メジャー組だけでなく、ソフトバンクの左腕・和田毅が肘に不安を抱えていて呼べなくなったのも痛い。
  また2年前に「プレミア12」で、韓国に敗れた際にクローズアップされてしまった絶対的ストッパー不在の問題も、ついに解決していないまま。ここにカブスの上原浩治が、納まってくれれば、万々歳だったのだが、レッドソックスから移籍したばかりという事情もあり招集することができなかった。

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