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札幌第一vs初芝橋本

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札幌第一4―3初芝橋本
札幌第一7―4初芝橋本
 
 89回センバツ高校野球(319日から12日間、甲子園)に2年連続で出場する札幌第一が和歌山市内で、初芝橋本(和歌山)と練習試合を行い、4―3、7―4と2連勝を飾った。第1試合はエース左腕・冨樫颯大(そうた、新3年)が先発し、32安打無失点。縦スライダーを決め球に4者連続を含む6奪三振と好投した。
 
  エースとしての自覚をグラウンドで示した。昨秋の和歌山県大会4強を相手に、冨樫は予定の3回を2安打無四球で無失点。初回先頭を縦スライダーで空振り三振に仕留めると、22死から4者連続三振だ。この日は最速131kmながら緩急を使い6K。面白いように相手打者のバットが空を切り、「今日が試合の解禁日で緊張したけど、3回をしっかり投げきることができた」と43球を振り返った。
 
  8番打者としても結果を残した。0―0の22死二塁、外角直球を逆らわずに左中間へ流し、先制の適時二塁打。「札幌第一の今年の“初打点”ですよね。投手だから打てなくて良いとは思っていないので、野手より先に打てて良かった」と、いたずらっぽく笑った。
 
  昨春の冨樫は前エース・上出拓真に付いていく立場だったが、今年はチームの中心を担う。日頃から背番号1の責任を感じているからこそ、「監督に言われて悔しかった。グラウンドでできなかったことは、グラウンドでかえすしかない」。投打で結果を残し、菊池監督も「今日は冨樫が良かった。合格です」と評価した。
 
  納得した表情を浮かべた冨樫だが、その一方で反省も忘れなかった。被安打2は、ともに高めに浮いた変化球を痛打された。「昨秋からの課題だったので失投です」。失点には結びつかなかったが、更なる高みを見据えるからこそ、「ここで満足せず、これからも取り組んでいきたい」。センバツ初勝利へ、冨樫が原動力になる。

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