履正社12-5日大三
得点差は開いたが、5-5で迎えた9回表、先頭打者に四球を出したところで、エース桜井から田口に継投。これが裏目に出て、2死2塁からタイムリ―ヒットで6-5。次打者が安田なので桜井をマウンドに戻したが、気持ちがキレていたのか、連打を浴び、エラーも二つ出て大量7失点。勝負がついた。
前半は桜井の鋭い変化球に履正社打線はキリキリ舞いしていた。主砲・安田は3打数3三振に抑えられ、早実の清宮が5打数5三振だったことがうなずける投球を見せた。
ただ、桜井は上位打者には慎重に変化球を低めに集めていたが、下位打者には力勝負をしたがり、スラリとした体形(180㎝64kg)の9番・西山にストレートで押し、2本の二塁打を浴び、失点の原因をつくった。最終回も先頭の8番打者に対し、ストレートで押して結果的に四球。自分の長所をよく理解した投球の組み立てを工夫すれば、さらに勝てる投手になれると思う。