特に「感銘を受けた」投手とは?
計9安打6得点も…侍ジャパンの投手は「みんな大リーグでプレーできる」
22日、WBC準決勝に挑む野球日本代表「侍ジャパン」は、19日、カブスと練習試合を行った。菊池涼介内野手(広島)のソロ本塁打で先制するも、4-6で敗戦。日本は6人の継投でワールドシリーズ王者に9安打6失点を喫したが、名将ジョー・マドン監督は「投手は全員好みだ」と絶賛し、特に1人の投手に「感銘」を受けたとMLB公式サイトが報じている。
日本はこの試合、先発の藤浪4回4安打3失点で降板すると、その後は増井、松井、宮西、則本が1イニングずつ登板。増井が2失点、松井が1失点を喫したが、宮西、則本は無失点の好投だった。
試合後にマドン監督が日本メディアから「メジャーリーグでプレーする用意が出来ている選手はいるか?」と聞かれ、「投手は全員好みだ。投手はみんな大リーグでプレーできる」と話した。なかでも、4番手でマウンドに上がった変則左腕について特筆。「特にマドンが感銘を受けたのは左腕、ナオキ・ミヤニシだ」という。
宮西は7回から登板し、シーザーを空振り三振に仕留めると、デイビスにはレフト前ヒットを許したものの、ハップを一ゴロ、カンデラリオを左飛に打ち取っていた。小久保裕紀監督が、当初から外国人打者に対して有効な変則左腕として「ブルペンの軸」と考え、招集した宮西は、メジャーを代表する名将の目にも魅力的と映ったようだ。