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WBC準決勝 年俸で見ると

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一番年俸総額が高いのはMLBの一線級を揃えたアメリカだ。打順で並べるとこうなる。
 
1 キンズラー(タイガース) 124000万円
2 アダム・ジョーンズ(オリオールズ) 18億円
3 イエリチ(マーリンズ)  4億円
4 アレナド(ロッキーズ) 133000万円
5 ホスマー(ロイヤルズ) 138000万円
6 ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)10億円
7 スタントン(マーリンズ) 164000万円
8 ルクロイ(レンジャーズ)  6億円
9 クロフォード(ジャイアンツ)  9億円
  で、合計すると約103億円になる。
2番目に年俸総額が高いのはプエルトリコ。
1 A・パガン(FA中で昨年の年俸) 127000万円
2 リンドーア(インディアンス) 6000万円
3 コレア(アストロズ) 5800万円
4 ベルトラン(アストロズ) 17億円
5 モリーナ(カージナルス) 17億円
6 バエス(カブス) 5900万円
7 ロサリオ(ツインズ) 6100万円
8 T・リベラ(メッツ) 5800万円
9 フエンテス(ダイヤモンドバックス) 5800万円
 
  合計すると約50億円だ。ただし、年俸が高いのはパガン外野手と指名打者のベルトラン、捕手のモリーナの3人だけで、他はメジャーリーガーとはいえ、6000万円前後でNPBのレギュラークラスと変わらない。これでドミニカやアメリカを破り、6戦全勝で準決勝に進出したのだから大したものだ。なお、年俸6000万円クラスはいずれも20代の若手で、これから年俸を上げていこうという選手。その気持ちと勢いがWBCでの活躍につながっているのだろう。
 
3番目は日本。
1 山田哲人(ヤクルト) 65000万円
2 菊池涼介(広島) 14500万円
3 青木宣親(アストロズ) 63000万円
4 筒香嘉智(横浜DeNA) 3億円
5 中田 翔(日本ハム) 28000万円
6 坂本勇人(巨人) 35000万円
7 鈴木誠也(広島) 6000万円
8 松田宣浩(ソフトバンク)4億円
9 小林誠司(巨人) 5000万円
  トータルすると約255000万円だ。最もスタメンの年俸総額が安いのはオランダだ。
 
1 シモンズ(エンゼルス) 7億円
2 プロファー(レンジャーズ) 6900万円
3 ボガーツ(レッドソックス) 7300万円
4 バレンティン(ヤクルト) 33000万円
5 J・スコープ(オリオールズ) 5800万円
6 グレゴリウス(ヤンキース) 28000万円
7 デカスター(米独立リーグ) 200万円
8 リカルド(米独立リーグ) 200万円
9 オドユベル(米独立リーグ) 200万円
オランダの年俸総額は約15億円だが、その大半を占めているのはシモンズとバレンティン、グレゴリウスの3人。下位の3人の年俸は判明していないが、米独立リーグの選手の年収は良くて200万円といわれるため、その数字を充てた。同じチームに年収が7億円と200万円の選手がいて、ともに戦っているわけだ。究極の格差集団といえる。下位の独立リーグの選手はWBCで活躍してMLBやNPBから獲得オファーが来ることを夢見ているのではないだろうか。そんなハングリー精神が勝利につながっていのかもしれない。
 
  プロはいくら稼いだかが実力の証し。それから考えれば決勝進出はアメリカとプエルトリコで、優勝に最も近いのはアメリカといえそうだが、一発勝負では何が起こるか解からない。準決勝で日本は4倍以上の年俸を取る100億円軍団を打ち負かしてもらいたい。

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