大富豪たちのリスク回避
4月7日、東京外国為替市場で円が全面高。米国によるシリア空爆を受け、リスク回避の動きが強まった。
米国は6日、シリアへの空爆を開始したと発表した。シリアのアサド政権がサリンなど化学兵器を用いて多数の民間人を殺害したことで国際的非難が起こり、トランプ大統領は「人道とはかけ離れたものだ」と批判していた。
データによると、円は主要16通貨全てに対して上昇。
ドル・円は1ドル=111円ちょうど付近から一時110円13銭と3月27日以来の水準まで円高が進行。
7日の東京株式相場は乱高下。午前10時過ぎに米シリア空爆開始が伝わり、一時下落に転じたが、午後にはプラス圏に浮上した。日経平均株価は79円安まで下げた後、再度上昇し、67円高で取引を終えた。
円は対オーストラリア・ドルで昨年11月以来初めて1豪ドル=83円を突破し、一時82円80銭前後まで上昇。対ユーロでも1ユーロ=118円台前半から117円32銭と同11月以来の高値を更新した。