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大阪桐蔭と履正社は選手集めでもライバル 

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「最終的にプロ」「大学進学前提」の違い
 
 史上初めて大阪勢同士の対戦となったセンバツ高校野球の決勝は、大阪桐蔭が履正社を83で下し5年ぶりの優勝を飾ったが、両校は選手集めでもライバル。「大阪桐蔭か履正社か、どっちに行こうか迷った」という選手も多い。
 
  履正社の岡田龍生監督は「今は子供の数が減っていて、どこも(選手の)取り合いです。寮に行こうと思う子は桐蔭さん、家から通いたいという子はウチに来るんとちゃいますか」と分析する。
  両校とも野球部の生徒はスポーツクラスに所属するが、寮がない履正社に対し、大阪桐蔭は地元出身の選手を含め全員が寮生活。授業や練習の方針も対照的だ。
  岡田監督は「今の時代ですから『野球だけしとったらエエよ』とは一切言っていない。偏差値の高い大学は成績のハードルが高い。大学も『スポーツさえできればいい』というのはなくなっている」と大学進学を前提に学業を最優先。午後8時半にグラウンドを出発するスクールバスに乗れるように練習を終了。朝815分からの英単語、漢字のミニテストは、野球部員を含む全校生徒が義務づけられている。

  「今でも『野球だけしとったら、勉強なんかせんでもええ』というお父さんがおるけど『時代が違いますよ』と早めに説明するようにしている」と学業をおろそかにすることは許されない。 同校OBのヤクルト・山田も、勉強を理由に朝練に顔を出さないことが多かったという。

  また、岡田監督は「例えば授業を午前中で終わらせて昼から部活動をしているところは、主要教科を削って体育に変えているはず」と指摘するが、大阪桐蔭はそういうタイプの高校だ。
  大阪桐蔭の有友茂史部長は「(西谷)監督がよく『高校野球は野球の“や”の字』と言うんですけど、ウチは大学、社会人、最終的にはプロになれたらいい。(卒業後は)ほぼ100%野球を続けます」と説明。
  練習時間は午後9時までがメドで、一般生徒とは授業のカリキュラムも違う。「大阪桐蔭といったら森(西武)とか中田(日本ハム)の(やんちゃな)イメージがあるでしょうけど、そんな子ばっかりではありません」と強調するが、履正社に比べると野球優先の印象が強い。

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