センバツ逃した上宮太子、12得点で3回戦進出
「春優勝して秋勝ったことが実力と証明したい」
上宮太子12‐2(6回コールド) 福泉・農芸・成美
昨秋の大阪府大会を制した上宮太子が、15安打12得点と打線が爆発。2試合連続のコールド勝ちで、3回戦進出を決めた。
春から4番に抜てきされた川崎宗良(そら)一塁手は、2-2で迎えた3回無死一、二塁の場面で逆転の右前適時打を放つなど、3安打2打点と打線をけん引。「この冬はバッティングに力を入れてきた。秋よりも強く振れるようになったと思います」と手応えを口にした。
昨秋は巨人・亀井善行外野手(34)がエースを務めた1999年以来、17年ぶりの優勝を達成したが、秋2位の履正社、同3位の大阪桐蔭の3校が出場した近畿大会では準々決勝で敗退。その一方で履正社が優勝、大阪桐蔭は4強に進出した。センバツ出場校を決める今年1月の選考委員会では、「同一府県から3校を選出できない」という内規のため、近畿大会の成績上位2校が春切符をつかみ、上宮太子は2000年以来2度目のセンバツ出場を逃した。
大阪勢対決となったセンバツ決勝戦を、ナインは試合の数日後にビデオで観戦した。「試合を見て、甲子園に出たい気持ちが強くなりました」と川崎。わずかな差で聖地に届かなかった悔しさが、さらなる発奮材料となった。春季大会では両校との対戦は決勝まで実現しないが、中山泰斗主将は「次は大阪桐蔭とやりたい。春優勝して、秋勝ったことが実力だったと証明したい」と、センバツ王者との対戦を待ち望んだ。
2016-10-30 神戸国際大付☓上宮太子(近畿秋季準々決勝)
1 左坂中龍馬 3 天王寺シニア
2 中木岡大地 3 泉大津ヤング
3 二中山泰斗 3 生駒ボーイズ
4 三折出智勇 3 生駒ボーイズ
5 一川崎宗良 3 和泉ボーイズ
6 右難波瑠維 3
7 捕平田航大 3 和泉ボーイズ
8 遊村上拓巳 2 大阪都島ボーイズ
9 投森田輝 3 大阪生野シニア