横浜vs東海大相模
高校野球神奈川の両雄、今日激突
◆東海大相模・門馬監督「選手信じる」
◆横浜・平田監督「挑戦したい」
春季神奈川大会は、5月3日
、サーティーフォー保土ケ谷球場で横浜vs東海大相模の決勝(試合開始午後1時)を行う。
神奈川の高校野球をリードしてきた両雄が春の決勝でぶつかるのは9 年ぶり6 度目で、ここまで東海大相模の3勝2敗。
横浜・平田徹監督(33)と東海大相模・門馬敬治監督(47)の対戦は3度目。これまでは平田監督が2勝している。
初顔合わせの2015年秋の準々決勝は、終盤に横浜打線が爆発してコールド勝ち。16年春の準々決勝は延長十一回の死闘を制した平田監督が疲れ切った顔で「絶対に負けられない戦いだった」と言えば、門馬監督は真っ赤な顔で「本気で悔しい。きょうは歯を食いしばって帰り、横浜を超えるためにやり直す」と言い残し、再戦の機会を待っていた。
渡辺元智前監督からチームを引き継いだ15年秋以来、5度の県大会ですべて決勝に進出している平田監督。県内公式戦は38勝1敗と圧倒的な勝率を誇るが、この間、「(門馬監督の)しっぺ返しが怖い」と繰り返してきた。
門馬監督が、全国制覇5度の渡辺前監督に挑み続け、名将が勇退する15年夏の決勝で引導を渡して自ら全国制覇したように、平田監督も「うちも相模を破って超えていかないと先がない」と、日本一3度の闘将の存在を強烈に意識している。
互いに合宿所で選手たちが「打倒横浜」「打倒相模」とノートに書き続けているライバル対決。決勝に向け、「挑戦したいですね」と初心に返る平田監督。門馬監督は「選手を信じる。頑張ってくれるでしょう」と悠然と構えた。