「河南図書館」
紀の川市の旧貴志川支所(貴志川町神戸)に1月4日、河南図書館がオープンした。既存の打田図書館の名称を「河北図書館」に変え、今後は2館を市立図書館として運営する。
紀の川市はこれまで、旧5町に図書館があったが、施設の老朽化や分散による蔵書の重複などを理由に、順次閉館し、統合を進めていた。
河南図書館は、鉄筋コンクリート造3階建ての支所1階を使用。特徴は、図書だけではなく、館内に市民の憩いの場を確保したことだ。板張りクッションフロアの「学習コーナー」には約50人分の座席を用意。じゅうたん敷きのキッズコーナーや雑誌コーナー、授乳室なども設けた。
学生が勉強したり、本を読んだり、子供が本と親しむスペースが充実している。
本の貸出は図書館検索機かインターネットで予約が可能(一部資料を除く)で、借りている本は最大で2週間の延長ができる。
県内在住者なら誰でも図書カードを作ることが可能で、利用促進のため河北図書館の休館日を毎週月曜、河南図書館を毎週木曜に振り分け、平日の開館時間を30分延長した。