兵庫大会準決勝 神戸国際大付2-1報徳学園
ともにセンバツに出場したが、神戸国際大付属は初戦負け、報徳学園はベスト4まで勝ち上がった。
1-1の同点で迎えた6回、神戸国際大附属の猪田は1死から「直球を待っていたが、甘いコース。振り切れたのがよかった」と、報徳のエース・西垣が投じたフォークを強振。高々と舞い上がった打球は、左翼席に飛び込む今夏3本目となる決勝ソロとなった。投げては岡野が9回1失点の好投で報徳打線に決定打を許さなかった。勝利の校歌が流れた直後、すぐさまミーティングを行った青木尚龍監督は「『もう1回、明日やで』と言いました」と歓喜に沸くナインたちを引き締め直した。
センバツベスト4の報徳学園は1点を追う9回に1死一、二塁のチャンスを作ったが、3番・小園が三振、続く4番・篠原も右飛に倒れ万事休す。センバツ限りで勇退した永田裕治前監督に代わって就任した大角健二監督は「春、夏と(自身にとっては)経験だが、その言葉は生徒たちに失礼。3年生にとっては1回しかない甲子園のチャンスだった。申し訳ない。全部俺の責任。監督の差で負けた」と、敗戦の責任を背負った。