「積み木」
高校時代に父親を亡くしたことが、その後の人生に陰を落とした。
大学を出た後、教員となり、がむしゃらに働いたが、それによって給料が上がるということはない。
若いころ、好きになって付き合った女性もいたが、お金のことや、「父親のように若死にすると迷惑がかかる」など余計な心配をして結婚には踏み切れなかった。
しかし、ずっと野球部の顧問をさせていただくことができたので、土曜も日曜も遊ぶということはできず、その分、小金がたまった。
最初、1000万、2000万と蓄財するのにずいぶん時間がかかった。まるで、積み木を積み重ねるような根気強さが必要だった。
しかし、5000万円を超えたあたりから、蓄財した一部を使って資産運用したところ、金融資産が1億円に届くのにそう時間はかからなかった。
8年ほど前に、目標の1億円に達したので、その一部を使って土地と家を購入した。
住宅ローンは利用せず、キャッシュで4000万円近く支払ったため、金融資産は6000万円あまりになった。
これに、すこし寂しさを感じたため、資産運用をし、金融資産は、再び1億円にカムバックした。
今は、お金に関してほとんど関心はない。
自分にとって、なにか惨めであるとか、不幸であると実感した時に感覚が冴えわたり、こんな精神状態の時に資産運用すると必ず成功してきた。
ある意味、蓄財は、私の人生が惨めで不幸なので実現したといえる。
女性から、なかなか愛してもらうことはできないでいるが、蓄財なら、わずかな努力で実現できる。
しかし、今は、仕事に精をだし、すこしでも生徒たちや和歌山市、和歌山県に貢献できたらと願っている。
教え子のみなさんで、このブログを読んでくれている人もいるはずなので、蓄財について申し添えておくと、蓄財には必ずリスク(危険)が伴うことを忘れてはいけない。
ハイリスク・ハイリターンであり、高い収益をあげるには危険を冒さなければならない場合が多い。
わたしが実践しているのは、かりに1億3000万円が手元にあるとするとそのうちの3000万円で資産運用をしています。
3000万円で株式や外貨に投資して、できるだけ収益を上げることを狙います。
「ハイリスク」に引っかかって、ゼロになったとしても1億円は残っています。
このような、考え方で資産運用をして、今までのところ大きな損は一度もしたことがありません。しかし、勝負事と同じで、いつか必ず負ける時が来るはずです。
そのことを、視野に入れて投資しないといけないと常に自分に言い聞かせています。
堅実な人生を送ろうと考えている人たちには、おすすめできません。
わたしのような、不幸な独身男だからできることなのかもしれません。