天狼
大きな神の瞳
冬の空に燦然と輝く星シリウス。
全天で最も明るい星でありシリウスという呼び名も、ギリシャ語の「焼き焦がすもの」という言葉からきている。
古代エジプトでは、ナイル川の氾濫を教えてくれる大切な星で、元日とは、シリウスがその年で初めて見られた日のことであった。
中国では、「天狼」と呼ばれた。同じ大犬座に「野鶏」という星があり、それを狙っているように見えるからのようだ。
らんらんとした光、青白く凄まじい輝き。狼の瞳にふさわしい。
狼の語源は「大神」ともいわれます。神は尊き存在であり、恐ろしい存在でもあった。
ときには、天の大神の厳しい目に謙虚な自分をさらしてみるのも必要かもしれません。
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