幸福が降ってくる
雪を花にたとえる言葉はいろいろある。
そのまま「雪乃花」、六角形の結晶の形から「六(む)つの花」天からの花という意味で「天花」、そして大粒のはらはら舞い落ちる雪が「牡丹雪」。
降る雪の姿は、ほんとうに生命が宿っているかのように見える。
雪の多い地方は、こんな呑気なことは言ってられないのでしょうが、雪の多い年は方策と言われます。
「瑞花」は、めでたい花のことで、豊作となる兆しの雪のことです。
雪の冷たい一片(ひとひら)一片が、いつかほんとうの幸せの花に変わるといいのにと思ってしまいます。