五輪
身体の中の宇宙
五輪といえば、4年に一度の近代オリンピックの代名詞だ。
オリンピック旗の五つの輪は左から、オセアニア、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカの五大陸を表している。
しかし、「五輪」という言葉はその昔からあった。仏教で、宇宙の万物を構成する五つの要素、地・水・火・風・空のことだ。
宮本武蔵の「五輪書」も、この「五輪」になぞらえて、武芸兵法の心得を綴ったもので、
地・水・火・風・空の五巻に分かれている。
人の身体に当てはめて、「五体」と同様の意味で使われることもあった。
万物の構成要素が、私たちの身体の中にもあるといえる。
身体の中も、心の中も、まだまだ未知なる宇宙です。
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