真田丸大河ドラマ館 オープン1カ月で来場者数3万人突破
その人気の秘密は…
NHKの美術のプロたちが、3階建ての旧市民会館を活かして整備した。足を踏み入れて心揺さぶられたのは、立体感あふれる空間と、戦国を見事に演出するセットの美しさ、細やかな技術だった。
「真田丸」放送に伴って主人公、真田信繁(幸村)の故郷である長野県上田市に、「信州上田真田丸大河ドラマ館」としてオープンした。堅調な視聴率と歩調を合わせ、2月14日には、開館1カ月足らずで累計来場者数が3万人を突破した。苦戦を強いられた前作「花燃ゆ」のドラマ館(山口県防府市)の年間来場者数が、6万人だったことから比べれば天地の差だ。
ドラマで使用された着物や小道具、台本などが展示され、「信繁の生きた時代」「上田城と真田家の家族」「宿敵家康と大阪の陣」「ドラマの裏側」-の4ゾーンに分けて真田丸の世界が体感できる。
見学通路は、城下町の街並みが再現されている。展示面積は650平方メートルに及び、過去のドラマ館を含めて最大級である。
ちなみに、土産物売り場での一番人気は、真田家の家紋「六文銭」をあしらった真紅のボクサーパンツ(税込み1296円)だとか。