FA選手たちの交渉状況
今年は6人の選手がFA権を行使し、FA権の交渉が解禁した。FA権を行使した選手たちの交渉状況は
【Aランク】
今江敏晃(ロッテ)
今季年俸:2億円
今季成績:98試率.287 本1 点38
他球団との交渉:楽天
→17日に東京都内で楽天の立花陽三球団社長、星野仙一球団副会長などが出席し交渉。今江は入団へ前向きな姿勢を見せている。また、ロッテは宣言残留を認めておらず、このまま入団する可能性が高い。
【Bランク】
松田宣浩(ソフトバンク)
今季年俸:2億円
今季成績:143試率.287 本35 点94
→世界野球プレミア12に参加しているため、他球団との交渉はないが、メジャーリーグのパドレスが興味を示している。ソフトバンクは、これまでFA宣言した上での残留を認めてこなかったが、今回は特例で許した。
田中浩康(ヤクルト)
今季年俸:7500万円
今季成績:82試率.201 本1 点11
他球団と交渉せず、宣言残留
【Cランク】
木村昇吾(広島)
今季年俸:4100万円
今季成績:72試率.269 本0 点8
→内野のユーティリティープレーヤーとして存在感を見せた木村昇は出場機会を求めてFA宣言したが、ここまで他球団との交渉がない状況だ。球団は宣言残留を認めない方針をとっている。
高橋聡文(中日)
今季年俸:3000万円
今季成績:35試 3勝3敗防3.51
→タイガースに移籍が決定
脇谷亮太(西武)
今季年俸:2400万円
今季成績:118試率.294 本3 点22
→16日に都内で古巣の巨人と初交渉を行った。自主トレを一緒に行ってきた高橋由伸監督から電話で厳しい言葉があったようだが、2人の師弟関係が物語っている言葉だった。また、背番号は今季限りで引退した井端弘和が付けていた「2」を用意。人的補償で13年に西武へ移籍したが、巨人へ戻るのも時間の問題だ。
【FAランク】
Aランク→旧所属チーム内の年俸順位が1位から3位までの選手。彼らを獲得すると補償には年俸の80%にあたる金銭、もしくは50%の金銭プラス人的補償を支払わなければならない。
Bランク→旧所属チームの年俸順位が4位から10位だった選手が該当。この選手を獲得すると、その年の年俸の60%にあたる金銭、もしくは40%の金銭プラス人的補償の選手を支払わなければならない。
Cランク→旧所属チーム内での年俸順位が11位以下だった選手には、金銭、人的補償の必要なし