横浜高校先発メンバー
投手陣はドラフト1位候補の本格派右腕・藤平尚真と、安定感にかけては藤平以上の左腕・石川達也の左右二枚看板がいる。野手では身体能力とセンス抜群の2年生中堅手・増田珠(しゅう)に、勝負強い強打者の公家響(くげ・ひびき)、ツボにはまった際の飛距離が驚異的な村田雄大。イニング間の強烈な二塁送球で相手チームの盗塁意欲を削ぐ2年生捕手・福永奨もいる。さらに身のこなしが機敏な大型二塁手・戸堀敦矢、2年生ながらクセ者の雰囲気を漂わせる遊撃手・渡辺翔ら、脇を固める人材も個性派が並ぶ。
これほどまでに好選手が揃ったチームが、なぜ春のセンバツに出場できなかったのか。それは、昨秋の関東大会初戦で常総学院に1-3と惜敗していたからだ。5回二死まで無失点に抑えていた藤平が、常総学院の2年生スラッガー・宮里豊汰に逆転2ランを浴びた。
本当に力のあるチームならば、甲子園まで勝ち上がってくるはず。そういう考え方もあるだろう。だが、多少の実力差ならば勝負に「絶対」はない。それが一発勝負のトーナメント戦の難しさであり、面白さでもある。
横浜の課題は「勝負を勝ち切る」ことにある。
4月16日(土) 3回戦 横浜対相洋
相洋00000 0
横浜1055× 11
※5回コールド
◇先発メンバー
打順守備位置選手名
1右 今川
2遊 向川原
3二 戸堀
4左 村田
5中 石川
6一 公家
7投 藤平
8捕 徳田
9三 遠藤
◇成績
本塁打長南、藤平
二塁打藤平
単打向川原、村田3、石川、公家2、徳田