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Channel: 悠々美術館通信
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続スーパーエルニーニョ

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エルニーニョ現象の影響
 
海面の温度が高くなる現象がエルニーニョ現象だが、半年から1年以上も海面温度が上がったままになることがある。
一度エルニーニョ現象が起きると、世界で異常気象が発生する。
台風やハリケーンの降水量が多くなり大洪水が起こる。その一方で、大干ばつが引き起こされる地域もある。
 
日本への影響も大きい。ひとたびエルニーニョ現象が起こるとその年の夏はあまり気温が上がらず冷夏になる。
冷夏になると、植物の生育が悪くなり、野菜や果物は不作となる。
 
また、暑い時期にきちんと暑くなってくれないと、エアコン、夏物の洋服、日傘など夏物関連の商品の売り上げが悪くなり、景気に悪影響を及ぼす。プールや海水浴などレジャー客も伸びない。人や物が動かないことで売り上げが落ちてしまえば、日本全体の景気に悪い影響を及ぼす。
 
日本に「冷夏」や「暖冬」という異常気象をもたらすエルニーニョ現象だが、過去19971998年に発生したものが記録上最強と言われている。
そんな史上最強な1997年のエルニーニョに匹敵するのが20152016年に発生しているエルニーニョ現象だ。
 
気象庁では「エルニーニョ現象が続く影響で東日本、西日本、沖縄と奄美諸島では気温が高い暖冬でしょう」と11月に発表している。
 
けれども、私が、エルニーニョを実感したのは1211日に暴風警報が出て、学校が1時間だけだが休校になったことだ。この日、異様に暖かかった。そして、12日、13日もまるで春のような陽気の中で野球ができた。
 

また、エルニーニョで暖冬になると降水量が多くなる。史上最強クラスのエルニーニョ現象は秋から冬にかけても影響が出てしまう。暖冬になると「寒くなくていいな」なんて寒がりの人は喜んでしまうかもしれません。ですが、自然にとっては寒いときにはきちんと気温が下がることが大切です。

暖冬になると山に降る雪の量が少なくなる。雪が少ないと春になって雪解け水が少なくなり、山の生態系や地下水、川にも影響がでる。
暖かい冬だと暖房用具や冬物の商品の売れ行きが伸びないので、景気にも深刻な影響を及ぼす。

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