岩出中が初優勝で近畿大会出場
平成28年度和歌山県中体連夏季総合体育大会軟式野球の部は新宮市のくろしおスタジアムなどで行われ、岩出市立岩出中学校が初優勝を飾った。同校は8日に和歌山市の紀三井寺公園野球場で開幕する近畿大会に出場。初戦で彦根市立稲枝中（滋賀2位）と対決する。
同校は、1回戦で緑丘を3－0、2回戦で耐久を6回コールドの7－0で下した。
準決勝の相手は日進。秋の新人戦1回戦では、2－4で敗れた相手だ。選手たちはこの敗戦を糧に、リベンジを果たすため日々の練習に励んできた。試合ではエースの山田が直球で攻め、日進打線を完封。7回裏の攻撃で2死2塁の得点圏を演出すると、唯一の2年生レギュラーの赤井がサヨナラ適時打を放ち、勝ちを収めた。
決勝は松洋と対戦。試合は4－4の同点で延長戦に突入し、9回表に主将・長廣の適時打で均衡を破った。その裏の守備では長廣が無得点で切り抜け、初優勝を飾った。
チームワークが最大の武器だ。打線はコンパクトな打撃でセンター返しを心掛ける。エース山田、二遊間の小、長廣を中心に堅実な守備で攻撃のリズムをつくる。
長廣主将は「県大会は一人ひとりが役割を果たせた。みんなで戦って全国へ行きたい」と意気込む。山田投手は「全試合無失点に抑えて優勝したい」と力強く話している。
岩出中メンバー
監督＝森岡和紀▽コーチ＝木村侑真、鈴木清尭▽主将＝長廣泰世▽選手＝山田悠人、堀内拓夢、赤井優大、小蓮、渡部倖希、宇治田龍杜、永山航太郎、村上皓晟、小薮隼人、寺井樹、平井陽貴、串野弥壱、三木駿斗、中林慧太、前北大樹、大西秀弥、前川泰輝、倉斗我、野海斗、堀内蓮