【MLB】歩み止めないイチローに敵地元紙が敬意
スタメン出場が急増しているマーリンズのイチロー外野手。19日からの敵地でのパイレーツ3連戦では、初戦は代打、残り2試合は「6番・ライト」として出場。マーリンズはワイルドカード争いのライバルに3連勝を飾った。
イチローが放ったヒットは第2戦での二塁打1本のみだったが、敵地メディアは歴代28位の通算3008安打を放ってきたイチローの打撃技術を称賛。
渡米1年目の2001年、シーズンが開幕するまでは米国内でイチローの打撃について批判的な見方も少なくなかった。それは、イチローの打撃スタイルがメジャーの“常識”とかけ離れたものだったからだろう。しかし、イチローは圧倒的な実績を残すことで、批判的な声を称賛へと変えていった。そして、今や、イチローの打撃を称える声は揺るがないものとなっている。
ハードル監督は「彼は様々な面で才能に恵まれており、それがああいったことを可能にさせているのだろう。誰かに教わったからといって可能なことなのかは分からないね。持って生まれた打撃の才能が、打席で活きてくる。彼は長きにわたってそれを実践している」と分析。
記事では「15年ほど前にアメリカで披露したそのスイングは、今も変わらず見るに美しいものだ」と敬意を評した上で「そして、彼はこれからもまだまだバットを振っていく」と締めくくっている。メジャーの常識を打ち破り、歴史にその名前を刻んできた男は、どこまでヒットを積み重ねるのだろうか。