米大統領選の投票は11月8日朝、東部諸州から順次始まった。
先週、トランプ氏の支持が急増し形勢が逆転したと伝えられた時、すごく円高になった。
ところが、11月6日から円安ドル高がすすみ、わたしには「これはヒラリー優位と市場関係者に分かったのでは」と感じた。
民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(69)の私用メール問題が6日に訴追見送りで決着。国民の団結を訴えるクリントン氏が優勢に戦いを進め、エリートの腐敗を批判し現状打破を唱える共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)が追う展開で、投票日を迎えた。開票は8日夜(日本時間9日午前)に始まり、深夜(9日午後)にも大勢が判明する見通し。
連邦捜査局(FBI)は6日、クリントン氏が国務長官時代に公務で私用メールを使った問題を再捜査した結果、訴追しないという結論に変更はなかったと明らかにした。6日や7日までの世論調査結果は少なくとも九つ発表され、クリントン氏が支持率で1~7ポイントリード。トランプ氏が上回る調査は一つだけだった。
クリントン氏は選挙戦最終日の7日、ミシガン州の集会で演説し、「この選挙は根本的に国の分断か団結かの選択だ」と述べ、トランプ氏は大統領・軍最高司令官に不適格だと改めて訴えた。
トランプ氏は同日、一日に5州を駆け巡る日程を組んで支持を求めた。フロリダ州の集会では「この選挙は腐敗した政治階級に支配されるのかどうかを決める」と語り、メール問題を念頭にクリントン氏が出馬さえ許されるべきではなかったと重ねて主張した。
投票を済ました人々へのインタビューを聞いていると、ほとんどがヒラリーに投票していた。「トランプよりはマシ」というコメントが多数だったように思う。
とりあえず一安心。