心の声
すばらしい!お見事!思わずそう叫ぶ瞬間、誰にもあると思います。
天晴(あっぱれ)と書きますが、これはあて字です。
もともとは「あはれ」。
「ああ・・・」とか「あれ~」とかいう感嘆詞でした。
ですから、感動した時だけでなく、うれしい時も、悲しい時も、様々な場面で「あはれ」と叫んだり、つぶやかれたりした。
その「あはれ」を強調して言ったのが「天晴」。やがて、これは称賛するときだけに使われるようになった。
いっぽう「あはれ」は、「哀れ」として、悲しい時だけに使われている。
感嘆詞は、心が最も素直に表面に出てきた声だ。
「天晴」と叫ぶような時が、一番気持ちがいいですね。