和歌山ファイティングバーズ
ファイティングバーズ 選手20人で始動
田辺市を拠点とするプロ野球独立リーグ球団「和歌山ファイティングバーズ(FB)」が発足し、入団選手20人が決まった。所属する関西独立リーグ「ベースボールファーストリーグ」は4月に開幕する。
名前の「ファイティングバーズ」は田辺市の闘鶏神社に由来している。監督は山崎章弘氏(和歌山市出身)、コーチは吉田篤史氏(東京都出身)。山崎監督は読売ジャイアンツで活躍し、日本ハムや中日で2軍コーチも務めた。吉田コーチはロッテや阪神の投手として活躍した。
入団選手は11月12月に和歌山、大阪、兵庫の3府県で行った入団テストに合格した20人。投手9人、捕手3人、野手8人で、選手の出身地は、大阪と兵庫が各5人、県内(白浜町)と岡山が各2人、青森、広島、山口、香川、鹿児島と台湾が各1人。
山崎監督は「いま持っている夢を実現し、ドラフトにかかるように頑張ってほしい」、吉田コーチも「血のにじむ努力だけでは足りない。自分自身が上手になろうと思わないと、絶対に上達はない」と激励した。
南部高校軟式野球部出身の古岡尚幸選手(20)は「高校を卒業して一度は野球をやめたが、自分の限界に挑戦したくなって入団テストを受けた。目標はNPBのプロ野球選手になること」と目を輝かせていた。1月から自主トレーニングが始まり、2月上旬にキャンプイン、3月からオープン戦、4月に開幕して10月まで48試合を戦う。同リーグには和歌山ファイティングバーズを含めて4チームが加盟している。