春季九州大会決勝(沖縄セルラースタジアム那覇)
鹿児島実|000|100|000| = 1
神村学園|201|000|00x| = 3
(鹿)渡辺 (神)青柳
※神村学園が5年ぶり2回目の優勝
神村学園は、先発予定だったエース左腕・俵森が発熱。準決勝で完投した中里も疲労が残り、急きょ左腕・青柳が初登板で先発マウンドに上がった。その青柳は緩急を使って好投を続けていたが、八回に2死から四球と失策でピンチを招いた。鹿児島実業は、この場面でライト前ヒットが飛び出したが、神村のライト・角のバックホームで2塁走者がホーム寸前でアウト。このプレーが優勝を大きく引き寄せた。
小田監督は「ミスをカバーできるチームにする。そのために100回に1度のプレーを想定して練習してきた」とコメント。昨秋の鹿児島大会準決勝で守備のミスから鹿児島実に敗れ、冬の間は練習の半分以上を守備練習に充てた。
前回優勝の2012年春には本格右腕・柿沢(現巨人)を中心に守り勝ち、そのまま夏の甲子園にも出場した。「上に行くほど守備は大事になる。夏までにもう一段階仕上げていく」と小田監督。同県のライバル対決を守りで制し、夏に向けて大きな自信を得た