明徳義塾8-7松山聖陵
松山聖陵|201|002|011|00| = 7
明徳義塾|030|003|001|01| = 8
(松)佐藤、米須、岡本、中村、岡本、後呂 (明)市川、北本
明徳義塾が延長十一回サヨナラ勝ちで、秋春連続の四国大会制覇を果たした。
明徳義塾は“幸運”を勝利につなげた。6-7の1点ビハインドで迎えた九回、2死二塁から7番・久後健太内野手が打ち上げたフライは右中間へ。ゲームセットかと思われたが、落下点に入っていた松山聖陵の中堅手と右翼手が“お見合い”して二塁打となり、同点の走者が生還。思わぬ形で延長にもつれ込んだ。
勢いづいた明徳義塾は延長十一回、1死から4番・谷合悠斗外野手(2年)が中越え三塁打を放つと、続く途中出場の5番・佐々木仁外野手の左犠飛でサヨナラ勝ちを決めた。
明徳義塾が16安打、松山聖陵が17安打、合わせて33安打の打撃戦を制した馬淵史郎監督は「しのいでしのいで、疲れる試合でした。ミスも出たけど、勝負は負けるより勝った方がええ」と笑顔。サヨナラのホームを踏んだ4番・谷合は「(三塁打は)当てにいかずフルスイングした。この大会はあまり調子が良くなかったけど、最後に打てて良かった」と話した。