神村学園が、延長10回に決勝点を奪い、5-4で樟南を破った。19日に行われる決勝で鹿児島と対戦する。
3時間21分の激闘を終わらせたのは、後藤拓真主将の一打だった。4-4の10回2死二塁、左越え適時二塁打で決勝点を呼び込んだ。4安打ながら唯一の打点が、夏切符に王手をかけるひと振りとなった。
「きつかった中で出た、これぞチームの一打です」。3回に先制され、5回に2-2に追いついたものの、再び2点を勝ち越された。8回にまた追い付いて延長に持ち込んだ逆転勝ち。今春の九州王者の粘り勝ちだった。
決勝で勝てば、2012年以来5年ぶり4度目の夏の甲子園。小田大介監督は「あと1つ。素晴らしい選手を信じるだけ」と落ち着いていた。