今日、早稲田実業は、甲子園出場をかけて西東京大会決勝戦で東海大菅生と対戦する。
東海大菅生には背番号11の隠れエース松本がいる。
早稲田の急造投手・雪山とは幾分違う本格派投手だが、二桁背番号を背負っている。
背番号11の右腕・松本健吾投手(3年)は、中学時代は東京青山シニアで日大三・岡部仁投手(3年)との二枚看板で日本選手権3位入賞。だが、高校では思うような投球ができずに、ふた桁の背番号で最後の夏に臨んだ。
それでも「努力する者は文句を言わない。怠る者は文句を言う」という中学時代の恩師・宮下昌己監督(元中日など)の言葉を胸に、着実に成長し信頼を勝ち取ってきた。
準々決勝の対・日大三では先発し、初回に2点タイムリーで援護をもらうと、140kmを超えるストレートとフォークや縦のスライダーなどの縦の変化球を有効に織り交ぜて、日大三打線を完璧に封じた。
「西東京は早稲田実業か日大三」という大方の予想を裏切って、東海大菅生が5-0で日大三に快勝した。
松本は8回5安打10奪三振の好投で無失点に抑え、最終回はエースナンバーの戸田懐生投手(2年)が締めて完封勝ち。
準決勝は松本を温存したが、他の投手が打たれたため後半だけ投げたが、決勝戦は松本投手が早稲田実業の前に立ちはだかる。
東海大菅生 200010110=5
日大三 000000000=0
【菅】◯松本、戸田—鹿倉
【三】⚫櫻井—津原