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Channel: 悠々美術館通信
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智辯和歌山 大逆転勝利

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強敵・沖縄の興南を96で破る。
 
興南が島袋投手を擁して春夏連覇したとき、智辯和歌山も敗れている。
今回、リベンジが実現して非常に嬉しい。
これは、高嶋監督や中谷コーチのご指導、それに何よりも、智辯和歌山野球部の選手たちが、きびしい練習の成果を発揮したからだ。
 
感じたことを書かせていただくと、北投手は慎重になりすぎていた。スピードがそれほどなくても、思い切り腕を振って投げれば、ストレートは手元で伸び、変化球もキレ、打者は打ちにくいものだ。失点した回は、腕が振れていなかった。
リリーフした平田投手は、成長した姿を見せてくれた。腕も振れているし、打者に立ち向かっていく気力が伝わってきた。蔵野捕手のリードもあるが、球威あるストレートと、いつからマスターしたのかチェンジアップが非常に良かった。左打者のアウトコース低めに流れていき、きわめて有効だ。たまに投げるフォークも魅力がある。それから1球だけ見たけど90㎞台の緩いカーブもよかった。
北投手との違いは、マウンド上で堂々としていて、打者を早めに追い込むケースが多かったことだ。今後も楽しみにしたい。
打者では、初戦ということもあり、緊張で力が出ていない選手がいた。津田、蔵野、北選手は力がありながら、自分のタイミングでコンパクトにしっかりスイングすることが出来ず、結果的に内野ゴロ併殺打が目立った。
いっぽう、森本、林、蔵野、文元、富田、西川、大星選手らは、しっかりと自分のスイングができていた。特に、追い込まれてからファールで粘り、ギリギリのコースでもボールには手を出さないため、興南の投手たちは、苦しめられていた。
林、富田両選手のホームランは特筆すべきだが、その背景に、ファールで粘った気力と、ギリギリだがボール球には手を出さなかった選球眼が、その呼び水になっている。
 
あまり県大会では使われなかった文元選手が見事につなぎ役を果たしたと思う。もともと、シニアの強いチームの4番で、場数を踏んでいるからだろう。
去年秋の近畿大会では捕手のリードが残念であった。そのため、蔵野選手を捕手にコンバート。
春の近畿大会では、立ち上がり遊撃手を始め内野にエラーが出た。ここから守備の好い1年生の西川選手を起用し、チーム力を上げてきた。
そういった、高嶋監督の柔軟性のあるチームづくりに敬服しています。
 
次は、おそらく大阪桐蔭が相手でしょうが、平田投手の魂のピッチングに期待したいです。
もちろん、近畿大会で大阪桐蔭打線と渡り合った黒原投手でいけるところまでいって、あとは、平田投手に託すというのでいいとおもいますが。
 
留意事項として、併殺打が多かったことが気になりました。逆方向を狙う場面で、無理にひっかけて併殺網にかかるシーンを何度も見ました。それから浅い外野フライでタッチアップしてアウトとか。強力打線なので、1度に二つアウトを差し出すのはもったいないです。次の試合までに、調整していただけたらと願っています。
あと、バントがことごとく決まって、素晴らしかったです。
とにかく、高嶋監督の間に、あと2回は甲子園優勝を見せていただきたいです。

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