柑橘類の収穫量ベスト20
温州ミカン以外の全国の柑橘類の品種の中で、最も収穫されている品種は何だろうか。
農林水産省が全国の都道府県の調査を取りまとめた「平成19年産特産果樹生産動態等調査」がある。
すると、なんと栄えあるナンバー1の柑橘類は、「いよかん(伊予柑)」。
収穫量は78,089トンで90%が愛媛県。
2位の柑橘類は、これが意外や意外、「なつみかん」。
最近いわゆる昔ながらの「なつみかん」は明らかに減っているはずなので、「甘夏」が主体と思われます。収穫量は43,477トン。産地は熊本、愛媛、鹿児島の三県で70%以上です。
3位は、「はっさく(八朔)」。
収穫量は39,181トン。産地は和歌山が7割。
発祥地の因島のある広島は17%で2位。
4位は、「シラヌヒ(不知火)」で、収穫量38,560トン。不知火はデコポンの正式な品種名です。主要産地は熊本で40%。
5位は、「ポンカン」で、収穫量28,160トン。主要産地は、愛媛で30%。
<柑橘類収穫量ベスト20ランキング>
①いよかん(伊予柑) 78,089トン
②なつみかん 43,477トン
③はっさく(八朔) 39,181トン
④シラヌヒ(不知火) 38,560トン
⑤ポンカン 28,160トン
⑥ユズ(柚) 20,378トン
⑦キヨミ(清見) 19,065トン
⑧ブンタン(文旦) 9,653トン
⑨スダチ 7,422トン
⑩ネーブルオレンジ 7,304トン
⑪タンカン 7,283トン
⑫河内晩柑 7,184トン
⑬レモン 6,187トン
⑭カボス 5,185トン
⑮日向夏 5,038トン
⑯ハルミ(はるみ) 3,922トン
⑰キンカン(金柑) 3,547トン
⑱セミノ-ル 2,857トン
⑲シイクワシャー 2,491トン
⑳オオタチバナ(大橘) 2,008トン
⑥のユズは大健闘ではないでしょうか。
⑦の清見も人気があります。
⑨のスダチも大健闘、スダチは小さいですから、個数ベースでは恐らく2位に食い込むでしょうね。
⑬の国産レモンは70%が広島産。
⑯ハルミはデコポンの姉妹品種。
⑰キンカンも小粒ながら大健闘
⑱セミノールはこのところ市場でも常に目立つようになりましたね。
⑲シイクワシャーは「シークワーサー」と表記したい。