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「離職率」

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「離職率」
若者が仕事に就いたものの長続きせずにやめるケースが目立っているという問題に対処するために厚生労働省が、大学卒業後3年以内に仕事を辞めた若者がどれだけいるか調査した。
そこで、驚くべきデータが出た。それは、離職率が業種によって全く違うことだ。
 
離職率が50%にせまる「きつい」仕事とは、
私立中学校、高校教員、学習塾講師など「教育・学習支援業」49
 
ホテル、ファミリーレストラン、飲み屋など「宿泊業・飲食サービス業」49
 
理容、マッサージ、ボーリングなど「生活関連サービス・娯楽」45
 
「医療・福祉」39
 
「小売り」36
 
 
いっぽう離職率が低かったのは
「製造業」16%、「電気・ガス・水道業」7%、「鉱業・採石業・砂利採集業」6
 
離職率が高い業種と低い業種を比べてみると両者にはっきりとした違いが出ている。
 
それは、生徒や保護者、客を相手にしている業種は離職率が高く、機械や設備、石を相手にしている業種では離職率が低い。
 
悩める若者にアドバイスするとすれば、「世の中には謙虚に耳を傾けて聞かなければならない話と逆に聞く必要のない話がある」ということだ。
大学を出たばかりの若者が、客などの理不尽な要求に対応することがいかに困難を極めるかは想像に難くない。
その場の対応力が求められるが、客の言葉を引きずらないことである。「世の中にはおかしなことを要求する人もいるな」くらいの受け止め方でよい。
無茶苦茶な要求や言葉をいつまでも心の中に残していると精神衛生上よろしくない。
仕事に真面目さは求められるが、気持ちの切り替えも大事である。

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