スタミナ
古代ギリシャ人は、人間の一生は3人の運命の女神によって決定されると考えていた。
3人の女神とは「クロト」「ラケシス」「アトロポス」だ。
人間の一生を糸になぞらえて、「クロト」がそれをつむぎはじめて、「ラケシス」がその長さを自由に操り、「アトロポス」が断ち切るというように考えた。
その3人の女神たちに支配される糸(=運命の糸)をラテン語でstamenといった。スタミナ(stamina)はその複数形だ。
これが、そのまま英語になって、「運命の糸」から「人の人生」→「寿命」→「人が生きている間に維持する力」といった意味になり、さらに「持久力」「耐久力」「精力」など、今日の意味に転じた。
私も、スタミナをもってあきらめない生活したい。