ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル(Jules Joseph Lefebvre,1836年3月14日~1911年2月24日)は、フランスの人物画家。
ルフェーブルは1852年、エコール・デ・ボザールに入学し、1861年、『プリアモスの死』でローマ賞を受賞。1855年から1898年にかけて、パリ・サロンに72点の肖像画を出展した。1891年には、フランス芸術アカデミーのメンバーになった。
ルフェーブルはパリのアカデミー・ジュリアンの講師だった。優秀にして思いやりのある教師としてアカデミーに欠かすことができない存在で、1,500人以上の教え子を育てた。
ルフェーブルの描く絵は、もっぱら1人の美しい女性を描いた人物画だった。
M・L・レイノーやナポレオン・ウジェーヌ・ルイ・ボナパルト皇太子(1874年)の肖像画も描いた。パリ万国博覧会1等メダル(1878年)、名誉勲章(1886年)など数々の勲章を授与され、さらにレジオンドヌール勲章コマンドール、フランス学士院会員であった。