求めるのは安定、それとも…
会社員の転職希望先、地方公務員が1位
なってみないとわからない苦労は、どの職業、立場にもあるもの。公務員の仕事を厳しい目でみるのは当然ですが、そこは雇われて働く同志としての目線も必要だと思うのです。
かつて、小さな子供になりたい職業をきけば「マンガ家! スポーツ選手! お医者さん! 」なんて、それこそ“夢の職業”がずらりと並んだもの。しかし、最近はそこに「公務員」が並ぶようになったという話があります。また、就職が視野にはいった大学生にも公務員を意識する人が多いようで…。
民間企業に比べれば安定した立場には違いないのが公務員。では、社会人経験を積んだオトナは(転職するとしたら)どの公務員になってみたいと思っているのでしょうか。
〈転職してみたいと思う公務員TOP10〉
1位 地方公務員(役所など)
2位 公立学校の教員
3位 警察官t
4位 航空管制官
5位 皇宮護衛官
6位 入国警備官/入国審査官 t
7位 消防隊員
8位 保育士
9位 刑務官
9位 海上保安官
10位 自衛官
番外
11位 清掃作業員(地方自治体)
2位に圧倒的な差をつけて支持されたのが、“THE公務員”のイメージがある(?)地方公務員。また“肉体系公務員”のイメージの強い、警察、消防、自衛隊、海上保安官のなかでは警察官のみが唯一5位以内にランクイン。ほかは、ランキング下位に甘んじるという結果に…。では、それぞれの理由を見ていきましょう。
【1位 地方公務員(役所など)】
「自分の好きな地方で、転勤なく暮らせるから。また、世間体がいいから」
「安定していますし、定時に帰れる課も多いのでプライベートも充実しそうだからです」
「リストラの心配がないから」
「現在の仕事に比較的近く、仕事している自分の姿がイメージできるから」
【2位 公立学校の教員】
「安定していて不況しらずだから」
「部活動を一緒にやりたい」
「若者を育てるのは興味がある」
【3位 警察官】
「高速機動隊に憧れがあるから」
「皆に頼られる」
「勧善懲悪な仕事であるので」
「子供の頃になりたかったから」
【4位 航空管制官】
「専門職っぽくてかっこいいから」
「なかなかなれない職種だと思ったから」
【5位 皇宮護衛官】
「仕事に誇りが持てると同時に、給与や福利厚生も非常に良さそう」
【6位 入国警備官/入国審査官】
「わけのわからない人間が日本に入るのを防ぎたいから」
【7位 消防隊員】
「体力があってかっこいい」
【8位 保育士】
「子供好きだから」
【9位 刑務官】
「安定している」
【9位 海上保安官】
「マッチョに鍛え上げられそう」
【10位 自衛官】
「体も心も強くなれそうでいい」
より安定した立場にいたいから、あるいは憧れが叶うから…と、その理由はさまざま。ちなみに30代も受験可能な地方公務員の募集は案外多くあるもの。“憧れの公務員”にまだ間に合うあなた、目指してみます?