広陵(広島) vs. 中京大中京(愛知)
強肩強打の捕手・中村を擁する広陵。地方大会は6試合中4試合で完封勝利を収めた。4番の加川は22打数13安打と当たっており、勝負強さも光る。
中京大中京は、地方大会では6試合でチーム打率.397を誇り、7本塁打を含む31本の長打を記録するなど破壊力抜群。7失点と投手陣も安定しており、盤石の態勢を整える
横浜(神奈川)vs 秀岳館(熊本)
横浜は、地方大会の7試合すべてで一発が飛び出すなど、全国屈指の長打力を誇る。中でも増田は、4試合連続を含む計5本塁打を記録した。
秀岳館は昨春から3季連続で甲子園4強入りを果たした強豪校。地方大会では、リードオフマンの竹輪が打率.762をマークした。投手陣は、川端と田浦の左腕コンビが度胸満点の投球を披露する。
興南(沖縄)vs 智辯和歌山(和歌山)
投手陣の厚さが光る興南。地方大会では、1年生左腕・宮城が22回1/3で34個の三振を奪った。同じく1年生で上位打線を担う根路銘は、チーム最多の8打点を挙げている。
全5試合で3失点以下、チーム打率.399を誇った智弁和歌山。甲子園歴代1位の勝利数を誇る高嶋監督のもと、投打のかみあった試合を見せる。
大阪桐蔭(大阪)vs 米子松陰(鳥取)
2度目の春夏連覇に挑む大阪桐蔭は、徳山を中心に投手層が厚い。打線では、藤原が地方大会の8試合で打率.455を記録しており、大舞台でもナインをけん引する。17年ぶりの選手権出場となる米子松蔭は、地方大会の全5試合で5得点以上を挙げた。エース・辰己は多彩な変化球を操る左腕。打たせて取る投球で、守りからリズムをつくりたい。